
第42回東海北陸理学療法学術大会
大会長 南出光章 (しおりの里デイケアセンター)
皆様におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
この度、令和8年11月21日(土)および22日(日)の2日間にわたり、三重県四日市市文化会館にて「第42回東海北陸理学療法学術大会」を開催する運びとなりました。
本大会のテーマは、『理学療法の社会貢献 ~「いきる」を支えるプロフェッショナル~』としました。近年、理学療法の重要性はますます増しており、私たち理学療法士は、患者様・利用者様が自らの力で「いきる」ために、どのように支援し、また社会に貢献できるかを深く考える必要があります。
理学療法の社会貢献として、理学療法士は患者様の身体機能の回復や維持を支援し、一人ひとりの生活の質を向上させ、社会復帰を支援する重要な役割を担っています。
さらに、近年では理学療法士は個々の患者様の回復を支援するだけでなく、地域社会や社会全体の健康と福祉にも寄与する役割が求められています。例えば、「高齢者支援と地域社会の活性化」「障害者支援」「予防医療と健康維持」「精神的サポートと社会的孤立の防止」「職場や学校での支援」「災害時の支援」など理学療法の社会貢献は、多岐にわたる分野で展開されています。
今後も理学療法士は社会全体においてさらに重要な役割を果たしていくことが期待されます。この大会を通じて、理学療法の持つ多面的な価値を再確認し、皆様とともにその可能性を広げていきたいと考えています。本学会では上記の趣旨に従い,各理学療法専門分野でご活躍中の先生方にご講演いただきます。
また、最新の研究成果や技術が発表される場として、口述発表・ポスター発表などを通し、皆様にとって有益な情報交換の場となりますよう理学療法のさらなる発展に繋がることを願っております。参加者の皆様が、交流を深め、新たな視点を得る貴重な機会となることを心より期待しております。最後に、本大会の開催にあたり、関係者の皆様に深く感謝申し上げるとともに、今後も理学療法分野の発展に向けて、一丸となって努力していく所存です。
一人でも多くのご参加を三重県理学療法士会会員1600名が心からお待ち申し上げます。